2025年4月14日
ニュージーランド産キウイフルーツ 産地視察報告


今年もニュージーランド産キウイフルーツのシーズンがやってきました。

キウイブラザーズでおなじみのZESPRIの園地を視察してきました。

ニュージーランドキウイの美味しさの理由を皆様にお届けます。


園地視察
3月は収穫間近で大きなフルーツたくさん実っています
葉っぱから漏れる光が地面を照らしている事に注目ください。
まばらな光が一定間隔で入っています。
太陽光は適度に当たることが大事で生産者の腕の見せどころです。
大変きれいなこの畑は生産者が高い栽培技術を持っていることがわかります。


  • 畑は【防風林】と呼ばれる高い木の壁に囲まれています。 この壁が強い風を遮断しフルーツに傷がつくことを防ぎます。
  • わざと木の幹に円形の傷をつけることで,光合成して生まれた栄養が 木の幹を伝って土に逆流するのを防ぎ、フルーツに栄養が届くようにします。


生産者の皆様
彼らは有機栽培キウイフルーツの畑を営んでおられます。
有機栽培キウイは通常栽培と比較すると大変難しいですが、 高い技術と情熱をもってフルーツに接しておられます。
彼らは自分たちの家族やニュージーランドの未来のために環境に配慮された 農法にこだわり持って栽培されているのです。
選果場視察


収穫されたフルーツは選果場に運ばれて箱詰めされます。
ニュージーランドには選果場が6社あります。
今回は最新の機械をご紹介します。

  • 1.
    キズや形の悪いフルーツの選別
    (商品グレードの振り分け)
  • 2.
    ベルトコンベアで重さを測り、
    サイズの振り分け
  • 3.
    グレード・サイズ別に箱詰め

これらを一貫してオートメーションで行います。
青色の機械にご注目ください。
これがベルトコンベアの一番最初です。
内部のカメラによって毎分数百枚の写真が撮影され、 瞬時に商品グレードの振り分けが行われます。
トレーサビリティ
箱に貼られているラベルにはたくさんの情報が詰まっています。

1.
どこの生産者の畑の、どの区画のフルーツか。
2.
いつ収穫されて、いつ箱詰めされたか。
3.
箱詰めされたあとにどの冷蔵庫に保管されているか。
4.
日本にいつ輸出され、日本の港からいつ販売業者の手に渡ったか。

収穫から販売まで一貫して追跡できる仕組みになっています。


フルーツ検査機関視察

ゼスプリのキウイフルーツは生産者の判断で収穫することは
許されていません。
この施設のような検査機関に運ばれて十分に成熟した事が確認されて、
ようやく【収穫許可】がでます。
そのため3月になると毎日のようにモニタリング依頼が、
検査機関に殺到しているのです。
研究所視察


ゼスプリが出資しているフルーツの研究機関です。
キウイフルーツはオスの木とメスの木を交配させる事で新しい品種が生まれます。
とはいえ、美味しくて輸出できて、商品として販売できる品種が生まれることは極まれです。
ここで何百、何千種類もの掛け合わせによって10年の月日をかけて生まれた品種が
皆さまの食卓にある【サンゴールドキウイ】なのです。


ニュージーランドのキウイは既に店頭で販売しております!

この記事を読んだみなさまは是非スーパーマーケットでお買い求めください