2024年アメリカンチェリーシーズン概況
南地区
ブルックス種は開花しており、この地区ではトゥラーレ種が続きます。
ブルックス種は主に5月5日から15日までマリコパ地区で収穫されます。
パターソン地区周辺
メイン地区の南のエリアですが今年もこの地区はロイヤル系品種が開花した最初の地区となりました。
ロイヤルタイヨオウガ種は4月23日から25日に収穫スタート予想です。
(通常の年はこの品種はアメリカ国内向けとなります)
28日収穫からはロイヤルヘーゼル種が開始となり、コーラル種は5月1日の週から始まる可能性が高い。

コーラル種は引き続きナンバー 1 の収穫量を誇る品種で、5 月 10 ~ 25 日収穫がピークとなります。
生産者がその期間、安定して収益性の高い品種にシフトしているため、BING種 は減少し続けています。
遅出し品種のラピン種は ストックトン/ローダイ地区で引き続き大幅に増加しています。
今シーズンはそれが良い方向に出るかもしれません。

NWの作柄まだ、分からない状況ですが1月の寒波が有り、また、今後も被害を受ける可能性があるため、 今シーズン、カリフォルニアのラピン種は非常に供給面で効果を発揮する可能性が有ります。

カリフォルニア産ピーク時期
全体的なタイミングは平年並みと言えます。

商業ベースに乗っていくのは5月5日から6月10日収穫まで。
コーラル種ピークは 5月5日~25日収穫。
Bing 種の予想ピークは 6 月 1 日から 6 月 10 日収穫まで
ラピン種は6月15日まで。


 
 総 評 
全体として、収穫量が 700 万カートンを超え、天候が良ければ、 900 万カートンに達する可能性があると 考えています。
現状としてはこのような状況です。