2024年10月15日
フィリピン産バナナ 産地視察報告

8月21日~25日、フィリピン・ミンダナオ島のバナナ生産地を視察しました。

フィリピンは、バナナの生産量が世界第7位、輸出量は世界第3位(FAO2022年統計)で、日本国内では約8割がフィリピン産です。

また、京都市は2021年~2023年の総務省家計調査でバナナの購入金額が全国で1位となりました。当社は、京都の活性化及び食育活動の一環として、サンガバナナの販売で売上の一部をサンガFCに協賛しています。

今回は、サンガバナナと、標高1,000m以上の高地栽培バナナの園地点検に行きました。

本年はEl Niñoによる干ばつの影響で、バナナの生産量は落ちています。現在はLa Niñaで適度な降雨があり、バナナの栽培には適した気候となっています。常夏のフィリピンですが、正直日本の方が暑かったです。(;^_^A

フィリピンのGDP成長率は、前年同時期比6.3%(2024年4~6月期)と上昇しました。本年7月のインフレ率は4.4%で、食品・ノンアルコール類は6.7%と、物価も上昇しています。

バナナ農園で働く人の給料ですが、パッキングハウス内(主に女性)は約500ペソ/日、フィールド(主に男性)は約438ペソ/日です。1ペソ≒2.6円換算で約1,300円~1,139円/日となります。最低賃金も上昇しており、貧困率は2021年の18.1%から2023年は15.5%に改善され、250万人減少したと言われています。

当社は生産者の顔が見える商品作りをモットーに、産地とのパートナーシップで良い商品を適切な価格で日本の食卓にお届けできるよう今後も努力してまいります。