
年中手に入ることもあり、皆さんにとっても馴染みのある果物ではないでしょうか。
今回は、キウイフルーツ(以下キウイ)の栄養素、美味しく食べる方法についてお話します。

キウイという名前は、ニュージーランドの国鳥である「キウイ」に見た目が似ていることから
その名がついたと言われています。

ニュージーランド産のものが有名で、キウイと言えばニュージーランド原産であるというイメージを持っておられるかもしれませんが、もともとは中国が原産のフルーツなのです。
かつて中国で育っていたキウイの種を、ニュージーランド人が持ち帰ったことをきっかけに現地での栽培が始まったと言われています。
結果的にニュージーランドの気候風土に合い、大きさや質的に優れたものが育ちました。
これが現在のキウイとなっているのですね。

第8回(ビタミンCの回)でもご紹介させていただきましたが、キウイはビタミンC豊富な果物です。
キウイのビタミンC含有量は、グリーンキウイで71mg、ゴールドキウイで140mg (可食部100g当たり)。
同じくビタミンCが多いと言われているイチゴを上回るレベルです。
ビタミンCは免疫機能の維持に不可欠な栄養素で、感染症の予防などに効果的です。
また、ビタミンCに加えてビタミンEも多く含まれています。 ビタミンEは、活性酸素の発生を抑制し、がん予防、感染症予防、美肌効果などが期待できます。
さらに、高血圧予防に役立つカリウムや、血糖値の上昇を抑制するのにはたらく 水溶性食物繊維が多く含まれています。
グリーンキウイとゴールドキウイでは味や栄養素に多少の違いが見られます。 例えば、グリーンキウイはさわやかな酸味が特徴で、ゴールドキウイは甘味が強いのが特徴です。また、栄養素にも以下のような特徴があります。 いずれにしても、栄養素の豊富な果物であることには変わりありません。


デザートから肉料理の付け合わせまで!様々な料理に使える!
キウイをそのまま食べたいときは、ハーフカットしてスプーンで食べるのが手軽でおススメです。
他の食材と組み合わせる場合は、小さめににカットしてデザートのトッピングに使ったり、
サラダの具材として使ったりできます。
キウイはたんぱく質分解酵素であるアクチニジンが含まれているので、肉料理と一緒に食べると たんぱく質の分解が助けられて消化が良くなるので、肉料理の付け合わせやデザートとして 使うのも良いでしょう。
キウイの食べ頃を知ると◎
また、キウイを美味しく食べるために食べ頃を知ることも重要です。
果実から熟れた甘い香りがして、皮を触ったときに少し弾力を感じる位が食べ頃です。
もしキウイに固さが残っていると感じたら、りんごやバナナと一緒の袋に入れておくと、
追熟が進んで柔らかくなり、食べやすくなるでしょう。
いつもと違う症状がみられる際は、食用を避けた方が良い場合があります。
春先の時期はグリーンキウイ、ゴールドキウイのみならず、レッドキウイも限定的に販売されます。
下記リンクに商品情報を掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
キウイの商品情報については こちら
ゼスプリルビーレッドキウイの商品情報については こちら
