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食安室通信 グレープフルーツの種類
グレープフルーツの種類
~品種ごとの特徴を知ろう
爽やかな甘酸っぱさ、ほろ苦さが魅力のグレープフルーツについて深掘りしましょう。
実は、国内で流通しているグレープフルーツの大部分が輸入されたものです。
グレープフルーツはどんな果物?

グレープフルーツとは、柑橘の一種で、おもにアメリカのフロリダや南アフリカから輸入されています。


柑橘類なのになぜ「グレープ」?と思う方もいるかもしれません。
グレープフルーツは樹上に複数個まとまって実をつけるため、それがブドウの房のように見える
ことから、その名が付けられました。

寒さに非常に弱いので日本での栽培にはあまり向かず、輸入品が多くを占めています。
日本では1971年の輸入自由化を境にグレープフルーツの輸入が解禁され、
今では身近なフルーツのひとつとして親しまれています。

グレープフルーツの品種

グレープフルーツには様々な品種があります。
一つ一つを紹介するのは難しいですが、果肉の色や果皮の違いで大まかに区別した 以下の3種類についてご紹介します。
こうした特徴を覚えておくと、グレープフルーツ選びがさらに楽しくなるでしょう。

スタールビー


果皮は赤みが強く、果肉については濃い赤色をしています。

苦味・酸味ともに少なく、甘味が強いのが特徴です。


ホワイト(マーシュ)


果皮が黄色く、果肉は白みがかった薄黄色をしています。

果汁が多く、爽やかな酸味とほのかな苦味を持っているのが特徴です。


ルビー


いわゆる「ピンクグレープフルーツ」と呼ばれる品種です。

果皮が赤みがかった黄色で、果肉は赤みがかったピンク色をしています。

ホワイト種に比べると酸味がマイルドで、優しい甘さがあるのが特徴です。


グレープフルーツの苦味の正体

グレープのフルーツ特有の苦みは、「ナリンギン」というポリフェノールの一種によるものです。
「ナリンギン」には抗酸化作用があるのに加え、中性脂肪を分解する働きもあると言われています。

グレープフルーツには食べ合わせNGの薬がある
グレープフルーツと一緒に摂ると薬の効き方が強くなるなど、
思わぬ症状を引き起こす薬があるので注意してください。
良く知られているのは高血圧の薬です。血圧を下げ過ぎたり、
心拍数が速くなる場合があるので、薬を服用している方は
必ず医師に相談するようにしましょう。


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