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食安室通信
バナナに含まれる糖質
~糖質の種類を知ろう
常温で保存でき、皮を剥けば手軽に食べられるバナナ。
バナナは美味しいだけでなく、栄養的にも優れたフルーツです。
その一部をご紹介したいと思います。
バナナという果物

バナナはおもに熱帯・亜熱帯地域で生産されるトロピカルフルーツです。
日本で輸入されているバナナの多くがフィリピン産だと言われています。
(当社ではフィリピン産のほか、エクアドル産や台湾産も取り扱っています。)

バナナにはエネルギー源となる炭水化物、体内の塩分排出を助けるカリウム、便通改善に役立つ食物繊維が含まれています。
その他にもたんぱく質の代謝に必要なビタミンB6、美肌に重要なビタミンCなどが豊富です。



糖質とは何か?

今回のテーマに挙げている、「糖質」にも触れておきたいと思います。

糖質とは炭水化物の一部とされている栄養素です。
炭水化物のうち、消化酵素の働きによってヒトが消化できるものを「糖質」と呼び、消化できないものを「食物繊維」と呼んでいます。
※糖質は炭水化物から食物繊維量を引いて算出されたものになります。

糖質には、 「単糖類」 「少糖類」 「多糖類」 「糖アルコール」などの種類があります。
以下に糖質の種類を一覧にしていますので参考にしてください。

糖 質 の 種 類
糖質の種類
単糖類
1個の糖で構成
ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど
少糖類
2~9個の糖で構成
ショ糖、麦芽糖、乳糖、オリゴ糖など
多糖類
多数の糖で構成
でんぷん、グリコーゲンなど
糖アルコール
低カロリーで虫歯になりにくいなどの
特徴をもつ
キシリトール、ソルビトールなど


糖質が体内で消化(分解)されると、おもにブドウ糖となり、エネルギー源として使われます。
糖質が足りなくなると、思考力が低下したり、疲れやすくなってしまうとされています。

バナナに含まれる糖質
バナナの場合、消化されやすい単糖類のブドウ糖果糖、徐々に消化される少糖類のショ糖オリゴ糖、消化されにくい多糖類のデンプンなど、様々な種類の糖質が含まれているのが特徴です。



スポーツにも最適なバナナ

バナナは捕食やおやつとして、日常のスポーツからアスリート界に至るまで、幅広く活用されています。なぜバナナがスポーツに最適とされているのでしょうか?

前項で述べた通り、バナナは単糖類、少糖類、多糖類をバランスよく含みます。これらの糖質は、その種類によって吸収度が違うので、それに伴いエネルギーに変わる速さも違ってきます。

つまり運動開始前にバナナを摂ることで、即効性のあるエネルギーとして単糖類から、持続性のあるエネルギー源として少糖類や多糖類からエネルギーが供給されることになります。

バナナは、即効性と持続性を兼ね備えたエネルギー源として、すぐれた食品であることがお分かりいただけましたでしょうか。


バナナの商品情報については
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