

夏場の疲れた身体を癒すのに最適なフルーツが、甘くてジューシーなブドウです。
この時期は、輸入品のぶどうも店頭に多く出回っています。

ぶどうは美味しいだけでなく、注目すべき栄養素が多く含まれているのでご紹介したいと思います。
ぶどうの代表的な栄養成分
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- ブドウ糖
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- 果糖
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- ポリフェノール
(アントシアニン、レスベラトロール)
ぶどうの主成分は、脳のエネルギー源となるブドウ糖や果糖などの糖分です。
これらの糖分は体内に吸収されやすく、素早くエネルギーに代謝されるため、即効性の疲労回復効果があります。
また、ぶどうはポリフェノールを多く含む果物でもあります。

ポリフェノールとは、植物が外敵から身を守るために、光合成によって自ら生成する成分です。
かつては渋みやアクの原因として、取り除くべきものとみなされてきました。
それが一転、90年代からは「フレンチ・パラドックス」をきっかけに健康に役立つ成分として注目されるようになりました。
「フレンチ・パラドックス」とは、
フランス人は動物性脂肪を多く摂っているのにも関わらず動脈硬化の患者が少なく、心臓病の死亡率も低いという現象のことです。
この一見矛盾している現象の要因としては、フランス人が日常的に飲んでいる赤ワインではないかということが指摘され、赤ワインに含まれるポリフェノール成分に高い関心が寄せられるようになりました。
同時に、赤ワインの原料である、赤ぶどうの皮や種子に含まれるポリフェノールに注目が集まるようになりました。

ぶどうに含まれる代表的なポリフェノールが、アントシアニンです。
アントシアニンは青紫色の色素で、ブルーベリー、りんご、茄子にも含まれています。
ブルーベリーの回(Vol.10)でもアントシアニンに触れていますので、ぜひご確認ください。
アントシアニンは抗酸化作用があり、動脈硬化予防や老化防止が期待ができます。
視力の健康維持にも効果的と言われています。

レスベラトロールとは、アントシアニンと同様にぶどうに含まれるポリフェノールの一種です。
抗酸化作用、認知症予防などの健康効果が期待されている成分です。
特に近年は、アンチエイジング効果が期待される成分として
美容分野でも注目度が高いです。
レスベラトロールは皮や種子に多く含まれています。
近年、品種改良も進み、皮ごと食べられるシードレス(種なし)ぶどうが増えています。
皮ごと食べて、より多くの栄養成分を摂取しましょう。
ぶどうの商品情報については
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